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日本大学医学部社会医学系衛生学分野ブログ

国際シンポジウム「宇宙に生きる」@京都大学


京都大学で開催された「宇宙に生きる」の国際シンポジウムに参加してきました。


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国内外からの有名研究者による招待講演は、大変充実したものになっていました。


特に、当教室と深い関係にあるテキサス大学教授のBenjamin D. Levine先生の講演は印象的でした。


宇宙医学分野における循環器系に関する過去の研究から最新の研究について、わかりやすく説明してくださりました。



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シンポジウムの後、「The SODOH 東山 京都」で技術交流会が行われました。


まず、施設のすばらしさに圧巻! さすが京都、と言わせる場所でした。


残念なことに、夜で暗かったため綺麗な写真が撮れませんでした。


サプライズで、当教室バイブル「宇宙兄弟」の作者、小山宙哉さんからのビデオレターがありました。


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朝から晩まで、英語漬けで大変疲れましたが、モチベーションを上げるいい機会となりました。







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出張 | コメント:0 |

宇宙医学スタディーツアー


宇宙医学スタディーツアーの企画で、宇宙医学に興味のある医学生が当教室に見学に来てくれました。


図1





宇宙医学研究について熱いディスカッションが繰り広げられ、時間が経つのも忘れるほどでした。


私たち研究者側も大変刺激を受け、お互い有意義な時間が過ごせたと思います。


今回は、微小重力による頭部方向の体液シフトと低酸素暴露を体験してもらいました。


図2













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脱水と頭蓋内圧の関係を検討した論文が掲載されました

少し前に、当教室の倉住先生の論文がnpj Microgravityに掲載されました。

論文タイトルは「The effect of mild decrement in plasma volume simulating short-duration spaceflight on intracranial pressure」で、軽度の脱水と頭蓋内圧の関係を検討した内容になっています。



無重力環境下に暴露すると、頭部方向へ体液が移動します。すると、脳が「体液が多い」と勘違いすることによって、利尿を促したり、飲水が抑制されたりします。こうして、2週間程度の宇宙飛行によって軽度の脱水が生じ、これが宇宙飛行後の起立耐性の低下につながると考えられています。最近では、宇宙飛行士は地球帰還直前に十分な水分を摂取することが多いそうです。


上記の研究は、過去の脱水と脳循環調節機能について検討したデータを元に、当教室の倉住先生が、頭蓋内圧値を推定するソフトウェアを用いて再解析をしました。


近年、宇宙滞在による眼や頭蓋内圧が変化するSANS(Spaceflight Associated Neuro-ocular Syndrome)という病態に注目が集まっています。

この病態の解明に向けて、脱水と頭蓋内圧の関係を検討したこの論文は有益な情報を与えてくれると期待されます。








研究 | コメント:0 |

第64回日本宇宙航空環境医学会大会

先日、順天堂大学さくらキャンパスで開催された第64回日本宇宙航空環境医学会大会に参加してきました。






当教室からは、助手の田子先生が「睡眠導入剤がヒトの脳循環動態に及ぼす影響」という内容で発表しました。

近年、様々な機序の睡眠薬が普及していますが、今回は一般的に使用されるベンゾジアゼピン受容体作動薬と比較的新しいオレキシン受容体拮抗薬の脳循環に対する影響についての比較した研究です。

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また、専修研究員の倉住先生が研究奨励賞を受賞し、その研究内容について発表しました。

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頭部方向の体液シフトと高二酸化炭素の同時負荷は脳循環調節機能を悪化させるということを明らかにしました。

宇宙と手術を絡めた話で大変興味深い内容でした。



漫画「宇宙兄弟」の最新刊でも、国際宇宙ステーション内で遠隔操作で手術を行うシーンが描かれていましたが、本当に近い将来、「宇宙で手術」が現実化されるかもしれません。






出張 | コメント:0 |

過重力負荷に関する論文が掲載されました

当教室から人工重力装置を用いた過重力負荷実験に関する論文が米国航空宇宙医学会(AsMA; Aerospace Medical Association)の学会誌、AMHP(Aerospace Medicine and Human Performance)に掲載されました。

Konishi T, Kurazumi T, Kato T, Takko C, Ogawa Y, Iwasaki K. Time-Dependent Changes in Cerebral Blood Flow and Arterial Pressure During Mild +Gz Hypergravity. Aerosp Med Hum Perform. 2018 Sep 1;89(9):787-791.


当教室の小西先生(大学院生)が過去のデータを再解析し、過重力負荷中の脳血流と血圧の経時的変化について検討した論文です。



長期に無重力環境に暴露すると、身体に様々な変化が生じますが、その予防・対抗策として以前から人工重力装置の応用が期待されてきました。


先日、JAXAが実施した、国際宇宙ステーション内の小動物用人工重力装置を用いた研究も発表されました。




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当教室にはヒトが乗れる人工重力装置があります。




今後、出張内容だけでなく、研究内容についても紹介していこうと思います。







研究 | コメント:0 |
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