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日本大学医学部社会医学系衛生学分野ブログ

過重力負荷に関する論文が掲載されました

当教室から人工重力装置を用いた過重力負荷実験に関する論文が米国航空宇宙医学会(AsMA; Aerospace Medical Association)の学会誌、AMHP(Aerospace Medicine and Human Performance)に掲載されました。

Konishi T, Kurazumi T, Kato T, Takko C, Ogawa Y, Iwasaki K. Time-Dependent Changes in Cerebral Blood Flow and Arterial Pressure During Mild +Gz Hypergravity. Aerosp Med Hum Perform. 2018 Sep 1;89(9):787-791.


当教室の小西先生(大学院生)が過去のデータを再解析し、過重力負荷中の脳血流と血圧の経時的変化について検討した論文です。



長期に無重力環境に暴露すると、身体に様々な変化が生じますが、その予防・対抗策として以前から人工重力装置の応用が期待されてきました。


先日、JAXAが実施した、国際宇宙ステーション内の小動物用人工重力装置を用いた研究も発表されました。




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当教室にはヒトが乗れる人工重力装置があります。




今後、出張内容だけでなく、研究内容についても紹介していこうと思います。







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研究 | コメント:0 |

BDC&クルートレーニング@ヒューストン


8月下旬から9月にかけてヒューストンに出張に行っていきました。


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ヒューストンの天気は非常に不安定で、時折、強烈な雨雲がやってきて強い雨を降らせていました。



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今回の出張の目的はBDC&クルートレーニングでした。


ヒューストンに到着すると、まず、JAXAの駐在事務所に行き、JSCに入るためのバッジを手に入れます。


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バッジを入手したら、昼食を食べに行きます。長時間のフライトの後なので、たいていベトナム料理屋に行き、軽めのフォーを食べます。


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今回のBDC(Baseline Data Collection)は3回予定されていました。


すべて実験プロトコールが異なるため、事前に入念なリハーサルを実施しました。


なんとか無事にすべてのBDCを終え、恒例のTボーンステーキを食べに行きました。


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帰りの空港に向かう途中で、巨大な風車の翼をトラックで運んでいるのを目撃しました。


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最初、あまりにも巨大でロケットと勘違いしたぐらいです。しかも、猛スピードで移動!!!!


テキサスはスケールが何もかもデカイ!!!


次回のBDCはまだ未定ですが、近々、ヒューストンに再び戻ってくることになりそうです。




8月は夏休み期間ということもあり、全国から宇宙医学に興味のある医学生や医師が当教室に見学に来てくれました。


ぜひ、宇宙医学に興味のある方は、当教室にお気軽にご連絡ください。





出張 | コメント:0 |

BDC@ヒューストン

6月下旬にヒューストンに出張に行ってきました。

ヒューストンは日差しも強く、皮膚が焼けてしまいそうです。

サングラスは必須アイテムです。

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ジョンソン宇宙センターに到着してすぐに、実験機材の準備に取り掛かります。

時差ボケもあり、かなり眠い状態で作業を行います。

被験者としてベットに横になると、すぐに夢の世界…

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研究プロジェクト「Cerebral Autoregulation」では、国際宇宙ステーション内で宇宙飛行士に実験の測定を行なってもらいます。そのためクルー訓練として、事前に宇宙飛行士には実験機材の組み立てから測定方法を習得してもらう必要があります。


実は、クルー訓練を行う専門のスタッフがいます。専門的な訓練を受け、その資格を持った人だけが、宇宙飛行士に訓練をすることが許されています。日本では、有人宇宙システム株式会社(JAMSS)がクルー訓練を担っています。


今回初めてクルー訓練に参加しましたが、宇宙飛行士の能力の高さは言うまでもなく、JAMSSのスタッフのプロフェッショナルな仕事には驚かされました。特に、英会話力だけでなく、実験内容の説明や質問に対する明確さには、大変刺激を受けました。



今回の出張のメンバーです。左から2番目の女性がJAMSSの方です。

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実験が無事成功すると、恒例でTボーンステーキをみんなで食します。

私(上の写真で右から2番目)は、ほぼこれが出張の目的です笑。

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今回の出張でも、たくさんの人から刺激を受けました。

臨床の現場では出会うことのない、多種多様なスペシャリストと一緒に仕事ができることも宇宙医学の魅力の一つだと思います。




次のヒューストン出張は8月下旬です。

これから暑い日が続くので、体調管理が重要となってきそうです。





出張 | コメント:0 |

向井宇宙飛行士と再会

6月に筑波宇宙センターでBDC(baseline data collection)が予定されているため、その準備とリハーサルを行いました。

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私たちの研究室では、大学の研究室で行われる実験だけでなく、ジョンソン宇宙センター(NASA)、ドイツ航空宇宙センター(DLR)など様々なフィールドでデータ測定を行なっています。

初めての場所で、データ測定を行う時にはいくつか注意事項があります。

海外であれば、実験器具の電源電圧をチェックし、場合によっては変圧器が必要になります。

また、血圧波形や脳血流速度波形など生理学データにノイズがのらないことを確認することが重要です。






今回、使用する部屋は、宇宙飛行士かつ医師である向井千秋先生の部屋だった場所を使わせてもらうことになりました。

ドイツ航空宇宙センター(DLR)では、立派な実験施設がありましたが、日本ではそこまでの施設はありません。日本はまだまだ出遅れていると言わざるを得ません。

しかし、向井先生の部屋はノイズもなく、問題なく実験測定ができそうです。

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リハーサルを行なっている中、なんと、部屋主の向井先生が遊びに来てくれました。

向井先生が宇宙飛行士に選抜された時、メディカルチェックを日本大学医学部附属板橋病院で行なった経緯があり、私たちの研究室とは親睦が深いです。

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向井先生は現在、東京理科大の特任副学長をしておられます。

東京理科大は平成29年度より私立大学ブランディング事業として、

「スペース・コロニー研究拠点の形成 〜宇宙滞在技術の高度化と社会実装の促進〜」

というのを掲げて大学全体で宇宙研究、開発を行なっているそうです。

興味のある方はチェックしてみて下さい。














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BDC@ヒューストン

4月早々、ヒューストンに出張に行ってきました。

当初、ヒューストンに行った回数を数えていましたが、もう諦めました。

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今回のメンバーはこんな感じ。

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今回の出張では、研究プロジェクト「Cerebral Autoregulation」の記念すべき初回のBDCが目玉です。

長期宇宙滞在によって、脳循環調節機能はどうなるか? という疑問に答える研究です。

特に軌道上(国際宇宙ステーション内)で宇宙飛行士自身に脳血流や血圧を測定してもらうため、クルートレーニングが必要になる点がIPVIプロジェクトと大きく異なる点です。

軌道上にある計測機器は、普段我々が使用している機器とは異なります。

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古い測定機器ということもあり、機械が正常に動作するかどうかという点が、今回のBDC成功の鍵を握っていました。

測定中にアラーム音が鳴る度にドキッとします。

今回の出張に至るまで、何度も測定機器の調整を行い、手順書の改定を行いました。


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なんとか無事にBDCを終え、解析結果からも良好なデータを取得できたことが確認できました。


次回のBDCは6月になります。



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