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日本大学医学部社会医学系衛生学分野ブログ

脱水と頭蓋内圧の関係を検討した論文が掲載されました

少し前に、当教室の倉住先生の論文がnpj Microgravityに掲載されました。

論文タイトルは「The effect of mild decrement in plasma volume simulating short-duration spaceflight on intracranial pressure」で、軽度の脱水と頭蓋内圧の関係を検討した内容になっています。



無重力環境下に暴露すると、頭部方向へ体液が移動します。すると、脳が「体液が多い」と勘違いすることによって、利尿を促したり、飲水が抑制されたりします。こうして、2週間程度の宇宙飛行によって軽度の脱水が生じ、これが宇宙飛行後の起立耐性の低下につながると考えられています。最近では、宇宙飛行士は地球帰還直前に十分な水分を摂取することが多いそうです。


上記の研究は、過去の脱水と脳循環調節機能について検討したデータを元に、当教室の倉住先生が、頭蓋内圧値を推定するソフトウェアを用いて再解析をしました。


近年、宇宙滞在による眼や頭蓋内圧が変化するSANS(Spaceflight Associated Neuro-ocular Syndrome)という病態に注目が集まっています。

この病態の解明に向けて、脱水と頭蓋内圧の関係を検討したこの論文は有益な情報を与えてくれると期待されます。







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